【プライベート・趣味】 がじゅまるに引き寄せられて 恵比寿のビストロダルブル 2009年09月02日 |
ちょっと気になる店構えのビストロに、偶然友人と訪れたのはある夏の日でした。
中庭が開放的な素敵な内装と、おいしい料理に満足していると、なんだか不思議な空気に包まれているのに気がつきました。
「ん?あれは何かしら?」ふと見ると白黒の大きな樹の写真が店中に飾ってある。
炎が燃え上がるような枝ぶり。厚い葉が生い茂り、緑陰というには物足りないくっきりとした陰影を作っている。枝は溶けるように垂れ下がり、いつの間にか地面を再び捉え、体全体で大地のエネルギーをそのまま吸い取って力強く生きているがじゅまろの姿がいくつもそこにあったのでした。
白黒で写されているがじゅまろは、南国の強い日差しで逆光でしか見えない生の印象そのものでした。
「うわあ・・・。」一瞬異空間にさらわれたような感覚がして、ナイフとフォークを持つ手が緩んでしまいました。
がじゅまろは、小町剛廣さん、という写真家の方が撮ったものでした。
「偶然」ですが、これはやっぱり樹のエネルギーが私たちを呼び込んだんだろう。友人も私も緑の仕事をしているだけに、絶対そうだわ。なんてはしゃぎながら妙な確信を持ってしまいました。
聞けば後日、沖縄三線のライブもあるとか。これはぜひ行ってみなければ。ということで去る8/23、再びダルブルを訪れました。
中庭のござに座ると、どこからか沖縄のさわやかな風が吹いてくるような?そんな気持ちの良い空間で、古我地さんの三線の演奏が響き渡り始めました。
ゆっくりとした旋律。沖縄の優しい言葉。三線の素朴で透明感のある音色。体はどんどんリラックスしていきます。
古我地さんが手にしている三線は、手作り?カンカンでできているみたい。これはカンカラ三線といって、抑留中の捕虜の方々がアメリカ兵の食料入れやベットの足とパラシュートの紐を使って作ったものだとか。
歌って・・・、どこまでも人を救うんだなあ、と、夏らしい感慨が少し胸をよぎりました。
泡盛もすっかりまわりはじめると、キムジナーの曲がはじまりました。がじゅまろの写真からキムジナーたちが飛び出してきて、テーブルからカウンターへ、壁にも照明にもぴょんぴょんと飛び跳ねて踊りだしたのか、会場も盛り上がります。
私は踊り損ねてしましましたが、思いがけず恵比寿で沖縄に旅行させてもらえてご機嫌な夏の夜でした。
最近やっと秋の日和になりましたが、台風の季節でもあります。ガジュマルは垂れた枝が地面に接してそこから根がまた発達しやすい性質の樹木ですが、台風の多い南国で暮らしていくのにぴったりですね。
折れても倒れてもどこからでも再生する力があるんです。
そうそう、ダルブルってフランス語で樹木、という意味だそうです。もう、わたしは普通に暮らしていても、樹に吸い寄せられちゃう体質になっています。
小町剛廣さんのサイト↓
http://www.latin.co.jp/masa.html
古我地さんのサイト↓
http://kogachi.com/index.html
ビストロダルブル
http://www.darbre.com/




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